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 蕎麦は私の大好物だ。そして、蕎麦打ちは私の趣味のひとつである。私の蕎麦の一番の支持者は私のかみさんだ。あちこちの蕎麦を食べに行くたびに、「ご主人の蕎麦に慣れたら、他の蕎麦は食べられない」と言う。
 蕎麦打ちは、中山町の蕎麦打ち道場で、一度2時間ほど習った。習ったのは、これっきりだが、その後、この中山町の「クラフトの里」で1回目の蕎麦打ち大会があって、大会が始まる前に、福島県会津若松市の桐屋夢見亭の主人唐橋宏氏の蕎麦打ちをみる機会があった。幸いなことに、私は唐橋氏の蕎麦打ちを自分ひとり、目の前で、最初から最後まで見ることができた。プロの蕎麦打ちを見たのは、これっきりだが大変な勉強になった。特に印象に残ったのは三本の棒を使って蕎麦を伸ばしていく技術と、包丁の使い方であった。蕎麦を切るとき、彼の顔は時々遠くにいる人の方を向き、指示を与えている。目は手元から離れているが、手は遊んでいない。リズミカルにまったく同じ幅を保ちながら切り進んでいる。
 この唐橋氏の蕎麦打ちを見た後、私はこの蕎麦打ち大会に参加した。この大会の審判は唐橋氏だった。参加していたのは、素人ばかりだから、お遊びの領域であったが、ここで私は素人名人ということになり、唐橋氏から、「そばがそろい、手際がよかった。素人とは思えない」と言っていただいた。
 これが、読売新聞の地方版に載り、ちょっと話題になり、蕎麦会を開くことになった。その後も時々蕎麦会をすることがあって蕎麦打ちをしている。 スイスの大学教授夫妻と娘さんの訪問時にも、蕎麦を打った。人を招いての蕎麦打ちは緊張感があって、私にとって最も集中できる時間のひとつだ。
下の写真は、知人を招いて蕎麦会を開いた時に撮って貰ったものだ。

ある日の蕎麦打ち